SHIINBLOG

あ、ちょっと考えてみたんだけどさ。

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『セント・オブ・ウーマン』をみて号泣した(ネタバレ注意)

こんにちは。hiro_hirayamaです。

今日は『セント・オブ・ウーマン』という映画を見て感動したので、忘れないうちに感想を残しておこうと思います。

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セント・オブ・ウーマンのあらすじ

あらすじはこんな感じ。

人生に悲観し、ふて腐れた孤独な盲目の退役軍人が、自身もトラブルを抱え人生の選択に迫られている心優しい青年との数日間の交流を通じて、自分の人生を見つめ直し、新たな希望を見出すまでを描いたヒューマンドラマ。

Wikipedeia

人生に疲れ自殺をするつもりの退役軍人を演じていたのが、かの有名なアルパチーノですね。ゴッドファーザーのあの人だと言えばわかる人も多いのではないでしょうか。

題名だけ見ると、なんか恋愛モノっぽい印象を受けてしまいますが、それは完全なミスリードです。この題名付けたの誰だろう...

しかし、その題名とは裏腹に恋愛要素はほぼなく、孤独で頑固な退役軍人と素直で正義感あふれる心を持つ青年の、心と魂のぶつかり合い、友情、人生への希望が描かれています。

くぅぅ~~。たまらん。

めっちゃ鳥肌立って、涙を流しました

いやぁぁぁ。

久しぶりに心が震える映画を見ました。

ヒューマンドラマ系とか前から好きだし、『アルマゲドン』とか見て号泣しちゃう系男子なので、もともと涙腺は脆い方ではありますが...

今回も例にもれず感動して泣いてしまいました。

僕が一番好きなシーンはやはり最後の中佐(アルパチーノ)の大演説です。

自分に生きる希望を再び灯らせてくれた青年(チャーリー)を助けるために全校集会の場で魂の叫びを響かせる。

圧倒的な迫力に思わず飲まれ、その優しさに涙しました。

その長いセリフの中でも僕が特に好きな言葉はこれ。

 

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「この学校のモットーを当ててみよう。
『告げ口をして自分の身を守れ、そうでないと火あぶりだぞ』
ある者は逃げだし、ある者は踏みとどまる。
彼は踏みとどまり、ジョージは親父の懐に隠れた。なのに君らは、ジョージを褒め、チャーリーを罰するのか」

(中略)

卒業生のことはしらん。
イリアム・タクトか。ウイリアム・テルか。とにかく彼らの精神は死んでしまっている。
今は平気で友を裏切る、汚いイタチの巣と化した。
そういう連中を育てて世に送りだしたいのか。
それはこの学校の根本精神を踏みにじることだ。

何て奴らだ。今日のこの猿芝居はなんだ!
この猿芝居で、私の隣の若者だけが、汚れのない魂を持ち続けている。
ここにいる誰かは、彼を買収しようと甘い話を持ちかけた。
彼は売らなかった。君はとんでもない校長だ!

一発見舞いたいが、私は疲れ果てた盲人だ。5年前の私なら、火炎放射器でここを焼き払ってた!
俺を甘く見るな。俺は多くを見てきた。昔は見える目があった。
ここの生徒より年若い少年たちが、腕をもぎ取られ、脚を吹き飛ばされた。
だが、誰よりも無惨だったのは、魂を潰された奴だ。
潰された魂に義足は付かない。君らはこの優れた兵士をむざむざ故郷へ追い返すだけでなく、彼の魂を殺そうとしているのだ。
なぜか!
『ベアード校の名を汚した生徒だから。』
その名を汚しているのは他ならぬ君らだ。
ハリーにジミーにトレント聞いているか!
君らにも言う。「くたばれ!」

(中略)

あんたは言った。 
ここは、この国の指導者の育成校だと。
根が腐っていて 何が育つのかね。この学校の根は腐っている。

どんな指導者を育成しているのやら、まったく恐ろしい話だ。
私にはチャーリーの沈黙の正誤は判断できない。
だが彼は決して自分の損得のために、友達を売る人間ではない!
それが人間の高潔さだ。それが勇気だ。
指導者が持つべき資質はそれだ。

私も何度か人生の岐路に立った。
どっちの道が正しい道かは判断できた。
いつも判断できた。
だがその道を行かなかった。
困難な道だったからだ。
チャーリーも岐路に直面した。
そして彼は正しい道を選んだ。
真の人間を形成する信念の道だ。
彼の旅を続けさせてやろう。
彼の未来は、君ら委員の手中にある。
価値ある未来だ。
保証する。
潰さず守ってやってくれ。
愛情をもって
いつかそれを誇れる日が来る。   フランク

中佐は自分が正しい道を選択してこれなかった事を自分で自覚しています。

(将軍になれたのに手りゅう弾で遊んだ結果失明して昇進できなかったくらいw)

その上で、正しい選択をするチャーリーの心からの称賛を送り、彼の未来を本気守ろうとしているんですね。

 

いやぁぁぁ。 

かっこよすぎます中佐。

ただなかなか文章だと伝わらないので、これは是非DVDを借りて見て欲しいなと思います。 

 

信念を持った人間の言葉の重みは本当にすごいと思います。

それは映画の中だけではなくて、日常の生活でも感じます。

 

僕も自分に誇れる選択をしていきたいなと心の底から思いました。

 

 

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